JALの国内線に乗ると、いつもクラシック聞きながら眠る(クラシックを聞くとすぐに眠くなる非常に残念な脳なもので)んだけれど、チャンネル合わせ損なって、あれ?!
南沙織やん! 「早春の港」やん!
中学生の頃、プログレッシブロックばかり聞いていた時期があって、周りは皆浅田美代子だったりして、でも僕だけ南沙織でした。
昔の事思い出す事ってあまりなくて、でも色んな事が思い出されて、全く眠れなくて。
今回の北海道遠征の3日前、吉田の拓ちゃんがステージやライブでは一度もやらなかった「春を待つ手紙」を震災復興目的かなんかでライブした音源を聞いていて、その数時間後、突然の腹痛に襲われて、トイレで3時間悶え苦しんで、こんな酷い痛みは尿管結石以来で、あまりの痛みに素っ裸になっていて、その間、「春を待つ手紙」が頭の中でずっとリピートしていました。
JALのaudio program、合わせ間違えて、南沙織好き、吉田の拓ちゃん好きには溜まらなくて、最後は尾崎の「卒業」でした(尾崎豊好きではありませんが)。
北海道行く二日前、激しい腹痛の後は固形物が全く食べれず、滅茶苦茶忙しい仕事に備えて早くから寝ていると、甥っ子からの医学部合格の電話で起こされて、ああよかったよかった、さあ寝るぞ、と思っていると、今度は息子が、「うまい機会が無くて、ちょっと話聞いて欲しい。」と。
「今の高校退学する、退学してこうしたい、ああしたい。大学はこうして行こうと思っている。後悔は絶対せん。などなど」
まあ最後は、よう手伝わんけれど自分で決めればいいや、で話は終わりました。
「大阪で一番の難関校やめるの? 次は日本で一番の難関大学ちゃうん?」
あまりに単純、硬直した、悲しいぐらい未熟な思考しかできない自分にハタと気付き、情けないやら何やら、「卒業」聞きながら涙が出て来て、向かいに座るCAに気付かれん様に必死でした。
JALって、以前は大っ嫌いな企業の一つだったけれど(案の定こけましたが)、今回は完全に負けました。

さあ歩こう!

さあ滑ろう!!